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【久保田 千寿 吟醸生原酒】(新潟県)

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○ お酒情報 ○

  • 銘柄 久保田 千寿 吟醸生原酒
  • 酒造: 朝日酒造
  • 酒米: 五百万国
  • アルコール度数: 19度 
  • 日本酒度: +5.0
  • 酸度: 1.4
  • 精米歩合:  こうじ米 50% かけ米 55%
  • その他: 吟醸酒 生原酒

 

     

○ My Style ○

  • 酒器: グラス

  • 温度: 冷え(5℃)~涼冷え(15℃)

  • 肴: 鶏チャーシュー 

 

○ 飲んだ感想 

《 ポロト 

 

blogを書くようになってから以前に比べて確実に酒屋さんに行く頻度が増えています

以前は目当てのお酒があってささっと買う感じだったのですが、最近はラインナップを色々覗いてみたり、店員さんとお話させてもらったりとついつい長いしてしまいますね💦

楽しませてもらっています!(^^)!

 

今回のお酒【久保田 千寿 吟醸生原酒】も色々な酒屋さんでみかけてはいたもののなかなか踏ん切りがつかず、今回やっと購入しました!

以前【久保田 千寿】に関しての記事↓↓を書きました

是非合わせてお読みください♪

 

gataponshu.hatenablog.com

 

今回は同じ千寿でも「吟醸生原酒」✨です

生原酒=生酒∩(かつ)原酒 ということですね 

今度生酒と原酒に関しては別記事でご紹介したいと思います( ̄^ ̄)ゞ

 

このお酒は1月に仕込みを始め(寒造りといいます)、すぐにしぼりたてを出荷するというもので、願わくば流通後すぐ手に入れたかったですね

朝日酒造のホームページ👉(https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/senjyuginjonamagenshu/index.html)をみても冬の味覚と相性良しと記載があるので今回時期がずれてしまったのは反省点です・・・

去年までにも何度か見かけたことはあったのですが、今年からリニューアルされたようでラベルも変わったとのことです

 

飲んでみての感想

まず色は透明でさらりとした質感です

グラスに注ぐとフレッシュで爽やかな香りがしますがそこまで強くはないですね

(温度が常温付近まであがってくるとアルコール感が強くなってきたので、個人的にはしっかりと冷えた状態での香りが好きです)

 

口に含むと

「あ、強いなこれ」

とまず思いました

味がしっかりとしている点と、原酒ならではの度数の高さがそう思わせたんだと思いますね

ピークはすぐにきて淡麗さと旨味がきました

味の余韻は比較的長く、味のピークの後は甘さとフレッシュさを感じてそれが続いていきます

前・中・後半で味わいが変わっていく過程が面白いですね

(これらの特徴は温度があがるとよりはっきりするのかな? 個人的には余韻の長さが伸びる気がします)

余韻が消えた後のさっぱり・すっきり感は辛口を思わせ、ついつい杯が進んでしまいますが原酒(アルコール度数19度!!)ですので、酔いのペースも速いです😵

また胃に落ちてきた際にはじわっとアルコールが広がるのを比較的強く感じますね

飲み慣れていない方はご注意を(-_-)

 

何日かに跨って飲み進めましたが、開けたては味・香り・アルコール感・フレッシュさがいずれも強く、それが時間の経過と共に徐々に落ち着いていきました

メリハリ、味の起伏を感じるにはやはり開けたてがオススメです

 

千寿と比較すると

特に印象的だったのはピーク後の甘味です☝️

前述のように【吟醸生原酒】ではガツンとしたピークの後フレッシュさと甘味が際立ちます

一方でノーマル千寿では飲み始めの印象がそのまますうっと切れていく印象です

 

順序は逆ですが次に気になったのはピークの味わいの厚みですね

吟醸生原酒】の方が最初に感じる味に力強さを覚えました

生原酒ならではの特徴がでているんですかね~

ただ重い・軽いはどちらも同程度かなと思います

生原酒の中でもこのお酒は軽やかですっきりとしているんだなと改めて実感しました 

 

もしつまみを合わせるとしたらノーマル千寿の方が幅は広いと思います

吟醸生原酒】の方は鍋物とか煮物とかそれこそチャーシューとか、味がしっかりとして濃いものにも負けない、かつ後味はさっぱりとしてくれるイメージ

 

一方で

ノーマル千寿の方はもう少し淡いつまみ、例えば白身の刺身とかお浸しなんかと合わせるのも良いんじゃないかな◎

キレの良さも相まって、つまみの味の輪郭をはっきりさせてくれると思います

 

僕の好みとしてはノーマル千寿の方が好きですかね

もともと爽酒系※が好きで、食中にお酒を飲むことが多いのでその好みなんだろうな・・・

 ※爽酒(日本酒は大まかに香り・味の強さで4つに分類されます 香りも味も穏やかなタイプが爽酒 また改めてご紹介します)

 

あと考慮すべき点としては冒頭にも述べた季節感です

新潟は徐々に湿度が上がってきていて、ジメっとした日も多い今日この頃でして・・・(6月上旬)

そんな中では後味のキレが良い、爽やかなお酒に魅力を感じるかな~って感じです

まあ本来冬に飲むことを想定されているお酒ですのでこの点は僕の落ち度ですね💦

次は冬の鍋物と合わせてまた飲んでみたいと思います!

 

千寿は新潟ではよく目にして店によっては飲み放題に入っているほどメジャーなお酒ですが、その生原酒バージョンと飲み比べができたのは面白かったです

色々なお酒を飲み比べる中で「同じ酒造の銘柄違い」とか「同じ酒米で酒造違い」、「同じ銘柄の製造年違い」、「同じ酒の温度の違い」なんかの縛りを設けてみるのも楽しいと思います

ぜひ皆さんもお試しください(^▽^)